ほっと通信 第53号              平成28年11月16(水)

 ○・・今年12月、小学校高等科卒業で、戦後最年少の54歳で総理大臣となり、日本列島改造論で一世を風靡した政治家・田中角栄は、没後20年になります。雄弁、傑出した行動力に加え、人の心をつかむ天才と言われ、今でも印象に残る政治家の1人です。学生時代、秘書の方にお会いした時、「地元(新潟県)の後援者に頼まれて、年間800人の就職のお世話をしています」と聞き、驚いたことを思い出します。田中の演説は、いつもユーモアにあふれ、聴衆の笑いを誘いますが、要点を的確に伝え、説得力があったと記憶しています。今月、あるテレビで、対話を特集でとり上げ、その中で田中が心がけていたことを紹介していました。その1つは「言って良いこと、悪いいこと」、2つは「言って良い人、悪い人」、3つは「言って良いとき、悪いとき」でした。どんな場面、立場でも、聴衆を惹きつける田中の力を、あらためて感じました。

 ○・・今秋は、行楽、研修に出かける機会が多かったような気がします。9月は、連休を利用して友人と2人で、3泊4日の温泉巡り。とは言っても、遊びばかりではありません。1度はのぞいて見たかった江差追分全国大会、松前城下マグロまつり、函館市縄文文化交流センター(旧南茅部)に保存されている道内唯一の国宝土偶などを拝見してきました。感動の多い旅行でした

 10月中旬には、4日間の日程で四国・高松での全国民生委員・児童委員香川大会に参加しました、全国の約3,800人が参加して交流を深め、研修をしました。多少時間に余裕がありましたので、小説「父帰る」などの作品で知られ、芥川賞や直木賞を創設した菊池寛の記念館を訪れ、金刀比羅宮(俗に、こんぴらさん)の785段をのぼる本殿に参拝してきました。

 ○・・保険の話になりますが、ここ数年、相談、問合せの多いのが、賠償責任保険です。聞き慣れない方もおられるでしょうが、一般の企業等が経済活動を遂行する過程において発生させた事故により、他人に身体の障害または財物の損壊を与え、法律上の賠償責任を負うことによる損害を担保する保険です。施設、生産物、請負などの分野があります。また、個人を担保する分野もあります。関心のある方は、お問合せください。

 

 今回は、樋渡 康が担当しました。