ほっと通信 第81号 令和元年11月20日
こんにちは、保険オフィスとかちの五十嵐俊洋です。まず、一連の台風で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。10月13日に上陸した台風19号は、関東、上信越、東北地方など広い範囲で、未曾有の被害をもたらしました。私も訪れた地域が多くあるため、一日でも早い復興を願うばかりです。又、沖縄県の首里城も、7年前に訪れた城なので、再建に応援していきます。
今回は、アポイ岳ジオパークの紹介です。ここはハワイ、オワフ島のワイキキビーチから望む、ダイヤモンドヘットのような地形に似ています。北海道日高東部のまち「様似町」。世界でも類を見ない新鮮で多彩なかんらん岩からなる山々や渓谷、特殊な土壌条件などによって育まれた固有の高山植物群落、そして、海岸の特殊な地形が天然の良港となり古くから交易の拠点として栄えてきた歴史と文化があります。帯広市内から大樹町、天馬街道経由で140km程度のまちです。
アポイ岳ジオパークは、ユネスコ世界ジオパークに登録されていて、5つのエリアに35のジオサイトがあります。1つ目は、多彩なかんらん岩がつくる渓谷、地下深くのマントルで起きた事を知ることが出来る場所「幌満峡エリア」。2つ目は、かんらん岩がつくる固有の高山植物、「花の山、アポイ岳エリア」。3つ目は、大地のストーリーと人々の歴史、「様似海岸エリア」。4つ目はユーラシアプレートと北米プレートの衝突現場とかんらん岩の恵を受けた良質の日高昆布(ミツイシコンブ)が生息しており、磯船での昆布採りや昆布の天日干し作業は、この辺りの夏の風物詩「日高耶馬渓エリア」。5つ目は、はるか南の海からやってきた岩石、「新富エリア」。
日本で一番早く、また一番長く高山植物の花が楽しめるアポイ岳の高山植物は、国の特別天然記念物に指定されていて、4月下旬から10月くらいまでの間で、花たちが入れ替わり花を咲かせる「花のリレー」が見られます。また、登山の際は、アポイの花たちを守るためにいくつかのルールが定められています。
4月~11月のシーズン中無休で開館の、「アポイ岳ジオパークビジターセンター」は、アポイ岳ジオパークの拠点施設。様似の地質や自然、歴史文化を総合的に提供するとともに、アポイ岳登山の情報提供やアポイキャンプ場の受付をも行っていますよ。